岐阜県の東濃地方を舞台にした、鳥と人をめぐるドキュメンタリー。岐阜県東白川村出身の今井友樹監督が、祖父から「昔、あの山の向こうに『鳥の道』があった」と、故郷の空が渡り鳥の大群で埋め尽くされたという話を聞く。村ではかつて「カスミ網猟」という狩猟も行われ、渡り鳥の命をいただく文化もあったといい、そうしたことを知った今井監督は、「鳥の道」を探し求める旅をはじめる。その過程で生まれた疑問を丹念に追っていくことで、飽食によって自然との接点が薄れた時代を生きる現代人に、自然や生き物たちとどう向き合ってきたかを問いかける。
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