妻を亡くし、老人性痴呆症のすすんだ老人伝三(加藤嘉)は、息子の伝六(長門裕之)の嫁、花(樫山文枝)のことすら忘れてしまった。伝六も花も、昼間ダム工事の仕事に出かけるため、伝六は伝三を離れに隔離する。 夏、伝三は隣家の少年千太郎(浅井晋)に会い、アマゴ釣りの伝授を頼まれる。アマゴ釣りの名人だった伝三は、釣りを通じ千太郎と親交を深めるうちに痴呆の症状がよくなる。夏休みの終わり、長雨が続き釣りに行けなくなった伝三は、再び痴呆の症状が狂気なほどひどくなり、伝六は伝三を離れに閉じ込め鍵をかけたが、怒りが大爆発した伝三は離れの窓ガラスを破壊して脱出を図る。そんな時、千太郎は、以前伝三と約束していた秘境の長者ヶ淵にあまご釣りに連れて行ってくれるようせがむ。 長時間歩き、ようやくたどりついた二人は長者ヶ淵の美しさに目をうばわれる。千太郎は、伝三に教えられた通りに竿を...
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