2009年4月。探検家・関野吉晴は日本人の祖先の足跡をたどる旅「新グレートジャーニー」最終章として、インドネシア〜沖縄の海洋ルート航海に挑んだ。「自然から直接採取した材料だけで、手作りのカヌーを作ろう」。この旅を始めるにあたって、関野は自身が教鞭をとる武蔵野美術大学の教え子達にこう呼びかけた。壮大な計画に夢を重ねた若者達がそれぞれの想いを胸に集い、2008年5月、千葉県九十九里海岸でカヌー造りは第一歩を踏み出した。まずは120kgの砂鉄を集める。木を切り倒す鉄斧を作るため…。それは古代から伝わる素材、伝統技術を巡る果てしないものづくりの旅の幕開けだった。 鉄器、縄、保存食、そしてカヌー本体。航海に必要な4つの要素を作るべく、若者達が現代の日本とインドネシアを舞台に奔走する。僕らが手にしたものは何だろう、それと引き換えに失ってきたものとは。”つくる” ...
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