東日本大震災で発生した福島第一原原発の事故について、当時の状況を知る内閣関係者にインタビューを敢行したドキュメンタリー「無知の知」が、11月1日から東京・ポレポレ東中野で公開されることがわかった。 日本映画史に残る映画監督・成瀬巳喜男の軌跡を描いたドキュメンタリー「成瀬巳喜男 記憶の現場」で監督デビューを果たした、石田朝也監督の第2作。震災と原発事故が発生して以降、多くの日本人が原発の是非を自問自答するなか、原子力や原発、放射能について、知らないことばかりであることに気付いた石田監督は、約1年をかけて福島をめぐって自身の目で確かめ、被災地の人々や政治家、専門家にも話を聞いてまわった。 自らを「無知の男」と称した石田監督は、時には怒られ、呆れられもしながら、怖いもの知らずに歩み続け、「原発とは何か?」を原子力工学の第一人者に聞き、「新しいエネルギー」について太陽光発電関係者にたずね歩く。さらに、震災直後の混乱した官邸や福島第一原発の状況を知る当時の内閣関係者にも突撃インタビューを敢行。そこから、それぞれの立場から描き出される日本の未来の設計図や、各々が抱く正義が垣間見える。 石田監督のインタビューに応じた政治家には、震災当時に内閣総理大臣を務めていた菅直人氏をはじめ、枝野幸男氏(内閣官房長官=震災当時/以下の肩書は全て震災当時)、福山哲郎氏(内閣官房副長官)、下村健一氏(内閣広報審議官)らが含まれている。公開決定と同時に予告編にも公開され、映像には菅氏や村山富市氏、細川護熙氏といった歴代の総理大臣がインタビューに応じる姿も映し出されている。 「無知の知」は11月1日から、東京・ポレポレ東中野にて公開。劇場公開に先駆け、ポレポレ東中野で開催される「福島映像祭2004」(9月20~26日)にて、9月23日にプレミア上映されることも決まっており、当日は石田監督と震災当時に内閣官房副長官を務めていた福山哲郎氏が登壇してトークショーが行われる。
影视行业信息《免责声明》I 违法和不良信息举报电话:4006018900