1980年度日本推理作家協会賞を受けた連城三紀彦の同名の原作を大野靖子が脚色、天才歌人の前後三回におよぶ心中事件を、短歌をカギに真相をときほぐしていく。短歌雑誌「石楠花」の編集部員、京子(紺野美沙子)は、短歌界の大御所、苑田岳葉(田村正和)の全集出版を機に、岳葉の年譜をつくり始めた。岳葉は師・村上秋峯と作歌についての意見の違いから破門されたとされていた。破門された岳葉は、彼の短歌に魅せられる富豪の娘、文緒(叶和貴子)、バーのホステス朱子(宮下順子)と心中事件を起こし、いずれも自分は助かった。それぞれの愛を激しくうたった歌集は傑作といわれ、岳葉は歌壇での地位を確立した。岳葉の年譜をつくる京子のもとに死んだ文緒の姉、志乃(久保菜穂子)から文緒の短歌日記が届けられ、京子が二つの心中事件の真相を知り、岳葉は三度目のカケに挑戦する。岳葉の犯罪にいたる時間的経過...
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