昭和45年から阪神・淡路大震災直後の平成7年までの川嶋うららの半生を描いた物語。 父親の死をきっかけに住まいを出なければならなくなった為、幼い期間を過ごした日光を 去り、母・朝子の両親の住む東京の「大滝組」に越すうらら。。そこの祖母、ハツコはとて も厳しい人。一方祖父の光次郎はとてもやさしく、幼いうららに大工の話をする。うららは、 初めてみた大工の仕事に親しみを覚える。 その後光次郎の死をきっかけに犬猿の仲に なっていた朝子とハツコの関係が再び悪化。うらら達はまた引っ越すことに。引っ越した 家の隣、洋食屋「鍵や」の娘、天野和実と友達になるうらら。 それから10年・・18歳になったうららのもとに、幼いころ短い間一緒に生活したハツコが 入院したという知らせがはいった。 寝たきりになる可能性があるとのことから、だれがハ ツコを引き取るかという話で親族会議が...
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