NHK大河ドラマ第16作。 為政者ではなく庶民の側から歴史をとらえるというコンセプトのもと、戦国時代の自由都市“堺“に生きた半伝説的な商人呂宋助左衛門の生涯を描いたドラマ。信長、秀吉、家康といった実在の英雄的人物もむろん登場するが、主人公助左衛門と深く関わる主要な人物として石川五右衛門、杉谷善住坊というこれまた出生の定かでない伝承の人物が活躍。従来の正統派戦国ものには見られなかった独自の世界観を描き出すことに成功した。また、このドラマには経済という視点が盛り込まれており、原作を経済畑の作家城山三郎が書き下ろし、脚本家の市川森一とともに構想に参画した点も注目される。さらに付け加えるなら、大河として海外ロケが組まれたのもこの作品が最初である。 1 第一話 信長軍包囲 2 第二話 岐路 3 第三話 羅針盤 4 第四話 北征前夜 5 第五話 総退却 6 第六...
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