ある日、小さなTV製作会社の社長が殺害された。犯行現場には、メチャクチャに物色された跡が。捜査が進む中、金庫に残されていたビデオテープから、社長が恐喝を働いていたことが判明する。殺人事件の犯人は、恐喝されていた人物の中にいるのだろうか…。 1999年10月に朝日放送限定で放映された、人気ミステリー作家・綾辻行人と有栖川有栖原作による、本格ミステリー・ドラマ。真犯人とトリックを見破った人には懸賞金をプレゼントするという視聴者参加企画が評判を呼び、『解くまで一睡もしなかった』という視聴者が続出した。本作では『出題編』と『解決編』に加え、ボーナス映像として原作者の対談やミステリー界著名人の推理などを収録。難解ミステリーの魅力をメニュー画面に存分に生かし、業界初のロールプレイング・ゲーム型ドラマとして完成させた。パッケージは京極夏彦がデザイン。綾辻行人と有栖川有栖両氏の書き下ろしエッセイなどを収録したブックレットも封入されている。ちなみに、本作の懸賞応募総数9036通中、理由までの正解は300通だった。