日華事変に従軍し、中国戦線を視察してきた衣笠貞之助が、時の国策映画の風潮に乗って作り上げた時代劇大作。脚本に『分隊長の手記』で売り出した新進作家・棟田博を起用したのもそのあたりに事情がある。大河内伝次郎の武田信玄と、市川猿之助の上杉謙信との対決を核に、小者に扮した長谷川一夫と旅の女・山田五十鈴の恋までも描こうとしたが、仕上がりは散漫なものに終わった。
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