越谷弘子は、良家育ちで一人では何も出来ないような性分。その夫・安彦は、父親の会社を受け継いだが、新事業に手を出して失敗。ペンション経営に乗り出したが、やがて自殺を遂げる。そんな夫の残したペンションを、友人たちの助けを借りながら必死に努力し、元気に経営していく。その5人の女性の友人たちも、それぞれ男性不信の過去を持っていた。そんな弘子たちの模様を伊豆高原を舞台にコミカルに描いた。 脚本の山田太一によると、「視聴者の中には、夫婦もののドラマのようにリアルで厳しい話にうんざりしている向きもあるのではと思い、それではここで、女性が曲がりなりにも元気に生きていく夢を描いてみようと思った」という本作についての考え方を話している。また「見る人が白けそうで白けないような、ギリギリの線で勝負した。今までになかったドラマを書いたつもり」とも話している。
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