信濃のコロンボこと長野県警捜査一課の刑事竹村岩男(堺正章)は、休暇で妻の陽子(原田美枝子)と戸隠にやってきた。二人は迷い込んだ杉木立の奥の草庵で、年齢のわからぬ巫女天智院(若尾文子)のあやしい美しさに驚いた。「紅葉狩」の古事にちなむ鬼女伝説の土地である。 岩男夫婦の投宿したホテルでは代議士宍戸、地元財界人武田らを中心にゴルフ建設祝いのパーティーがあり、その中で民族学者立花(平泉成)を紹介された武田(田村元治)は、立花の名刺を見て顔色を変えた。翌朝、その武田がホテルから姿を消して騒ぎとなるが、鬼女伝説の場所の一つ、毒の平で毒殺死体となっていた。 休日返上で捜査陣に加わった岩男は、夕べ武田がパーティー直後部屋から電話で東京の興信所に立花の身辺調査を依頼していたこと、その後外出し、林の中の別荘の方に向かったことをつきとめた。興信所では、武田は半世紀も昔の昭...
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