宝来伝吉は美術鑑定士で、孫のあかり(福田沙紀)と骨董屋を営んでいる。ある日、刑事の小金井雪夫(東幹久)から連絡を受けた伝吉は、殺人事件の遺体発見現場にあった“銀の猫”の鑑定を依頼される。伝吉はその置物が、源頼朝から西行に贈られた銀の猫の伝説に由来していると考え、本物なら日本の歴史を変えるほどの価値があると話す。科捜研で詳しく調べてもらうと、その置物は800年ほど前に作られたものである可能性が高いということが分かった。やはり置物は本物なのか?なぜ遺体発見現場にその置物があったのか。警察が捜査を進めるうちに謎の女が事件に関与している可能性が浮上する。一方、伝吉の元にも見知らぬ女性が訪ねてきた。横田道代(櫻井淳子)と言うその女性の父親は、かつて伝吉の前から突如姿を消した妻と再婚していたと話す。元妻は既に亡くなっているが「困ったことがあったら伝吉を頼るように...
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