テレビ本放送開始から70年。初期の現場は強い照明で灼(しゃく)熱地獄。出演者の髪は燃え刺身は煮魚に。当時「テレビ行きは左遷」と敬遠され、集まったのははみ出し者ばかり。悪戦苦闘の連続で突然セットが倒れても生放送を続け収拾がつかないと「終」を出して強引に番組を終えた。だがゼロからモノ作りに挑む「あつさ」は観客を包む一体感を生み、草創期を支えた宮田輝アナウンサーらは「客席こそテレビの主役」と発見していく。
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