真山壱成(渡瀬恒彦)が働く公証人役場に、病院職員の長谷部美佳(小野真弓)が友人で司法書士の結城靖宏(山口翔悟)を伴って訪ねてきた。美佳は、両親である長谷部宏(山本圭)と輝子(岩本多代)が、長く暮らした実家を建て直したいのだ、と切り出し、親族とトラブルにならない手段を教えて欲しいと真山に相談する。真山は美佳には兄が二人おり、長男はすでに病死していること、次男の雄二(金子裕)は年上のゆかり(秋本奈緒美)と結婚してリサイクルショップを営んでいるが、バツイチで連れ子のいるゆかりは、宏、輝子、美佳とは折り合いが悪いことなど、長谷部家の複雑な事情を知る。真山はそれらを考慮して、宏が財産を美佳に相続させることを遺言書に明記すること、美佳以外の相続人に権利を放棄するよう確約させることを提案する。結城も真山の意見に言葉を補いながら美佳に説明する。ところが後日、美佳の父、宏が真山を訪ねてきた。宏は自分には美佳の母と出会う以前、ある女性との間に生まれた娘がいたことを明かす。女性とは事情があって離婚し、女性と娘とも音信不通だと語る。真山はこの母娘にも宏の遺産を相続する権利があると指摘する。母娘の存在を知って美佳は憤慨する。そんな矢先、美佳が何者かに首を絞められて殺された…。
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