京都府警捜査一課・狩矢警部(田村亮)の娘・和美(藤谷美紀)は、編集プロダクション『唐竹企画』の記者兼カメラマン。夏目利彦(原田龍二)という『京日新聞』記者の恋人がいる。 『唐竹企画』の社長・山野美野里(山村紅葉)に命じられ、和美は“京都縁結びツアー”に同行取材することになった。そのツアーとはブライダル会社社長・鈴原敦八(瀬川亮)と京日新聞社が共同主催するもので、“ベストカップル”として知られる人気女優・小野茉莉絵(佐藤藍子)と映画監督・一条彰(岡雅史)夫妻をゲストに迎え、縁結びのパワースポットをめぐるという企画だった。大学准教授・伏見京一(岡田浩暉)による“恋の俳句レッスン”が盛り込まれているのも話題で、伏見に俳句を習っているという女性・伊藤八重子(藤吉久美子)や、クラブホステスの明石小雪(仲村瑠璃亜)らが参加。茉莉絵のお気に入りらしい助監督・久米圭太(上地慶)もやって来た。 途中からは先輩記者のピンチヒッターとして夏目も同行することになったが、2人は茉莉絵が夫の一条にしなだれかかりながらも、こっそり久米の手を握っているところを目撃。ほかにも、和美は小雪が一条に嫌味をぶつける場面にも遭遇しており、ツアーにはどこか不穏な空気が漂っていた。 さらに微妙な空気が流れたのは、俳句レッスンの講評時だった。参加者が思い思いに詠んだ恋の句を伏見が講評していたのだが、『小倉山 血に染まりたる百日紅』という句が詠みあげられたとたん、一条が激しい動揺を見せたのだ。しかも、伏見がその不気味な句の作者を聞いても、名乗りをあげる者は誰もいなかった…。 その直後、散策中だったはずの一条が崖から転落死! 事件直前、和美たちは一条が「いい加減にしろよ、このストーカー」と怒鳴る声を耳にしていたが、相手が誰なのかはわからなかった。現場に駆け付けた狩矢警部は、またしても和美と夏目が第一発見者だと聞いてあきれるが、現場の状況からツアー参加者の中に犯人がいるとにらんで捜査を開始する。 そんな父とは別に真相を探りはじめた和美は、夫婦仲が冷め切っていた茉莉絵を直撃すべく、映画の撮影所に潜入! そこで縁結びツアー参加者のひとり、八重子と再会する。元芸妓の八重子は現在、定食店を営んでおり、撮影所に出前を届けに来たらしいが…。 その矢先、撮影所を舞台に第二の殺人事件が発生!しかも被害者が殺害されたのは、完全な密室で…!? 犯人は本当にツアー参加者の中にいるのか…!? その犯人はストーカーなのか…!? そして謎の俳句に隠された真実とは…!?
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