発達障害のある人の"育ち"を考える この作品は、兵庫県神戸市に暮らすある家族をテーマにしたものである。 この家族は、両親と男の子3人の5人家族なのだが、そのうち父親を除く4人が、発達障害の診断を受けている。 このビデオ作品で注目すべき事は、〈障害のある人たちへの支援〉というものが、あくまでも多角的に行われなければならない、 というメッセージが込められている、という事である。 ビデオの中の父親の言葉が鮮烈である。 「私は専門家として、発達障害についてわかっています、という人がいるが、そういう人ほどあぶない。 発達障害がわかっている、のではなく、発達障害を持っている (実は、持っていなくても同じなのだが) この子どもの事がわかっているかどうか、という事なんです」 つまり、その人の生きづらさを、その人の障害の側から見るのか、その人自身の生きていく事の側から見るのか、 このビデオは、その事を問いかけている。 発達障害者支援法ができて、10年以上が経つ。本人やその家族を取り巻く環境は、大きく変わった。 社会的な理解もすすみ、様々な支援システムも整ってきた。 第3部では、神戸市における行政の取り組みを細かく紹介し、民間の取り組みにも触れている。 しかし、発達障害のある人たちを支える最も基本的なものは、その障害のある本人がどう育つか、であり、 それを最も身近な所にいる家族が、どう理解し支えていくか、にある事を、このビデオは教えてくれる。
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