多加賀主水(高橋克典)は、『第七明和銀行 高田通り支店』の庶務行員。組織の悪事を見逃すことができない性格のため、これまでさまざまな不正を追及しては職を転々としてきたが、ひょんなことから庶務行員として勤めはじめ、さわやかで真面目な主水はいまや街の人気者となっていた。ある朝、支店の前でティッシュ配りをしていた主水は和菓子店の店主・村瀬照子(左時枝)が5円玉を落として困惑しているところに遭遇。通りかかった学生ボランティア・南条薫子(小島藤子)らと共になんとか見つけ出してホッとしていたところ、背後から「人殺し!」という叫び声が…! 声の主は小学生の男の子で、彼は「この銀行が、お父さんを殺したんだ」とつぶやいて駈け去っていく。“人殺し”とは、どういうことなのか…!? 新支店長の古谷伸太(石橋保)から事情を探るよう頼まれた主水は、調査を開始。主水に物騒な言葉を投げかけた小学生の男の子は、商店街の小さな鮮魚店のご隠居・山崎勝太郎(山田明郷)の孫・大樹(寺田心)だとわかる。聞くところによると、大樹の父・勝也(須田邦裕)は支店の営業マンから2号店の出店を持ちかけられ全面的な支援を約束されたものの、突然融資を打ち切られ、資金繰りに困って首を吊ろうとして失敗。以来、行方をくらましていたことがわかる。大樹から「お父さんを返して!」と迫られた主水は、必ず勝也を探し出すことを約束。融資を担当していた銀行員・柿沢靖男(内村遥)に話を聞こうとするが、思わぬ事態が起こり…!? いったい、この第七明和銀行に、そして商店街に何が起きているのか…!? 主水は窓口担当の生野香織(夏菜)と共に事件の真相を探りはじめるが、その矢先、「第七明和銀行は人殺しだ。13年前の過ちをただちに公表せねば天誅を下す」という脅迫状が、吉川栄頭取(名高達男)宛に届いていることがわかって…!?
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