多加賀主水(高橋克典)は、『第七明和銀行 高田通り支店』の庶務行員。組織の悪事を見逃すことができない性格のため、これまでさまざまな不正を追及しては職を転々としてきたが、ひょんなことから庶務行員として勤めはじめ、さわやかで真面目な主水はいまや街の人気者となっていた。ある朝、支店の前でティッシュ配りをしていた主水は和菓子店の店主・村瀬照子(左時枝)が5円玉を落として困惑しているところに遭遇。通りかかった学生ボランティア・南条薫子(小島藤子)らと共になんとか見つけ出してホッとしていたところ、背後から「人殺し!」という叫び声が…! 声の主は小学生の男の子で、彼は「この銀行が、お父さんを殺したんだ」とつぶやいて駈け去っていく。“人殺し”とは、どういうことなのか…!? 新支店長の古谷伸太(石橋保)から事情を探るよう頼まれた主水は、調査を開始。主水に物騒な言葉を投...
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