弁護士・矢口孝(渡瀬恒彦)は、強盗殺人容疑の被告・阿部千鶴(さとう珠緒)を無罪に導く。勝訴には、先輩事務所から派遣された岡橋由基子(純名りさ)の協力もあってのことだった。妻・杏子(片平なぎさ)の父の跡を受け継いできた矢口だったが、この一件でマスコミにもてはやされ、大企業の顧問弁護士に請われるなど、活動の場が広がる。それにつれ、由基子とも関係が深まってゆく。そんな矢口の前に、ある日、千鶴が現れる。歯車が狂い始める。骨太に、グイグイと引っ張ってゆく。どんでん返しにつぐ、どんでん返し。状況が変わるのにつれ表情を変えていく渡瀬。さとうの、まったりとした話しぶりが、女の怖さを増幅させる。【「朝日新聞」2002/09/28付「試写室」より引用(署名・あ)】法律監修・本村健太郎。ロケ協力・平安祭典、BS朝日、平川館、七沢荘、品川インターシティ、日本交通公社、関西ペ...
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