流れ者の浩介は相棒の熊五郎と共に久しぶりに東京に帰ってきた。それもつかの間、昔、熊五郎が世話になった魚住が、長岡の五人組ギャングが現金輸送車を襲った時、その巻き添えで死んだと知り、二人は長岡に向った。長岡警察の県刑事から、ギャングの拳銃弾を見せられた浩介は、神戸にいた殺し屋滑川が同じ超高速弾を使用していたことを思い出した。魚住の娘麻子をなぐさめた浩介は、犯人を必ずつきとめようと決心した。たまたま、浩介はかつて自分が仲をとりもった珠美と健に会い、幸福そうな生活を見て満足したが、健は暗い顔をした。五人組の一人が健だったのだ。そして浩介が乗り出してきたことを首領格の滑川に連絡した。それ以来、事件の真相を追求する浩介に滑川の手がのびてきた。そんな時健が滑川に殺されたが、それは、健が浩介と敵対していることを悔みはじめていたからだった。滑川のライフルによる狙撃、...
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